経営ノウハウ

お客様主義・従業員主義・利益主義

 お客様主義とは、お客様を第一に考えて経営することである。

 

 従業員主義とは、従業員が会社の歯車であることを常に意識して経営することである。

 

 利益主義とは、利益最優先で経営をすることである。

 

 

 

 あなたはどの主義を大前提とするべきと考えるだろうか。それぞれの問題点をあげ、解決策を模索していくこととする。

 

 まず、お客様主義である。お客様を神様と考える主義と言えばわかるだろうか。

 お客様を特別扱いし、従業員を無視した経営方針が問題である。主として、サービス業(接客業)で導入されている。

 

 次に、従業員主義である。従業員を経営の要と考え、お客様は自然についてくると考えられている。従業員を大事にするあまり、お客様からの声を重要視しない問題が発生する。

 

 最後は利益主義である。従業員が働けなくなったら解雇し、新規で雇用する。お客様には粗悪品を高値で売りつける。経営陣の懐にお金を入れる為には、人間的考えは無視しても良いという考え方だ。過去倒産した大手企業は利益主義を取っていたところが数多く存在している。

 

 ここまでの説明で、問題点だけで良い方法はないように思えるだろう。良い方法がないのであれば、それぞれの主義から良い点のみを抽出していけばよいのである。

 

 お客様主義に、お客様を特別扱いにするとある。つまり全てのお客様をVIPとして接することを意味している。

 

 従業員主義に従業員を経営に要とするとある。つまり従業員を大事にすることである。給料の改善、福利厚生の充実等、長期勤務ができる環境を整えることが重要である。

 

 利益主義に良い点はないのは明白である。

 

 以上よりお客様主義と従業員主義の良い点のみをあわせたものが良いと結論づけられる。これを本紙では、バランス主義とする。

 

 

バランス主義

 

 全てのお客様をVIPとし、従業員には気持ちよく仕事をしていただく。これが定義である。

 これは理想論ではなく、既に実践している上場企業も多数ある。

 有名人や著名人のみを特別扱いしがちであるが、お客様はそのような方ばかりではない。提供するサービスが提示金額に対して、安いもしくは妥当と考えるからお金を頂けるのである。サービスを利用される方は全てVIP待遇をしなければならない。だからお客「さま」なのである。

 これらサービスを提供するのは経営陣だろうか。多くは従業員がサービスを提供していると思う。従業員軽視をすれば、必ずお客様への対応にも響いてくる。

 

  次のような略式図が成立する。

 

      経営陣 → ES向上 → 従業員 → CS向上 → お客様

 

           →       来店動機付け      →

 

           (注) ES・・・従業員サービスの略 (満足度向上)

 

               CS・・・お客様サービスの略 (接客態度の向上)

 

 略式図より、経営陣は、従業員満足度の向上と来店動機付けに特化。従業員は、お客様満足度向上に特化することにより優れたサービスを提供できる。

 ここで疑問点が生まれるのではないだろうか。利益が本当に生まれるのか。答えは利益は生まれるである。

 重要なのは多額の利益をお客様一人から取るのではなく、一人当りは小額でも複数人から頂く。薄利多売のメリットは、来店頂くお客様が増え、多くのお客様に自社のサービスを確認していただけることである。お客様自身で味わった感動は、他のお客様に伝えたくなるものである。クチコミは悪評も広がる点には注意が必要である。

 

元祖 東京いか焼きに関して

 

 弊社では、バランス主義を採用している。経営方針は前項を参照していただきたい。

 

 事実大規模な広告宣伝は実施していない。全てお客様はクチコミで来店して頂いている。これは前項の図が成立しているからにほかなならない。

弊社での来店動機付けは、メニュー構成・料金であると思う。経営に携わる人、来店されるお客様、取引業者全ての人がWIN-WINになるように日々努力している。現在元祖東京いか焼きの加盟店を検討されている方は、利益水準だけでなくどのような方針で現在経営しているのかを確認していただきたい。ビジネスの将来性はどうだろうか。総合的に判断をしていただき、一人でも多くの方とビジネスができることを切に願う。

 

 

元祖 東京いか焼き本部

株式会社夢プランナー 代表取締役 片桐 誠  

 

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